バリ島で気をつけること
バリの人々の多くはバリ・ヒンズー教を信仰しています。
インドネシア国民の約9割がイスラム教を信仰し、バリ島では約9割がバリヒンズー
教を信仰しているといわれています。
信仰心はとても厚く、私たち日本人からすれば、なんでもないことが彼らにとっては
神や人への冒涜となる場合があります。
バリの人たちの宗教観を尊重して、次のことには注意しましょう。
◆左手は不浄の手◆
ヒンズー教、イスラム教では左手は不浄の手とされています。
食事は必ず右手で、人に触れるときや物の受け渡しも必ず右手を使って下さい。
ただし、両手でないと持てない場合は、左手を使っても問題ありません。
旅行者と接点のある人たちは、理解をしてくれると思いますので神経質になる
必要はありませんが、右手を意識するよう心掛けて下さい。
左手を使うのは・・
バリで下水は普及していないため、落下式のトイレが一般的です。
用を足したあと、横の水貯めから桶ですくって流します。そのとき左手で洗います。
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◆頭をさわってはダメ◆
日本人は、特に子供に『よしよし』と頭をなでていますが、これは慎んで下さい。
頭は神が宿る神聖な場所とされているためです。
このため、頭をなでるのは無論、髪の毛を触るのもタブーです。
もちろん大人子供とも共通です。 |
◆寺院など神聖な場所への入場時の注意◆
タンクトップや短パン等の肌の露出が多い服装で行くのはやめましょう。
有名な寺院などでは入口でサロンを貸し出しているところもあります。自分への
おみやげに事前に購入しておくのも良いのではないでしょうか。
規模の大小に関わらず寺院はバリの人たちにとって、とても神聖なエリアです。
「正装しましょう」とまでは言いませんが、知らないからといって土足で踏み込む
ようなことはせず、最大限の礼を尽くしましょう。 |
◆怒ることは恥◆
いつもニコニコ大らかなバリの人たち。
これは、感情を出して「怒ることは恥ずかしいこと」という考えがあるからのようです。
人前で怒られると、侮辱されたと感じる人もいるとか。
もし、スタッフに何かしら不備があっても一人だけの場所で注意するといった配慮
も必要でしょう。 |
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